改訂した

5年ほど前に書いた本のの増補改訂版が出ます。

Lepton先生の「ネットワーク技術」勉強会 増補改訂版

Lepton先生の「ネットワーク技術」勉強会 増補改訂版

初版は、私の初めての書き下ろしで、かなり苦労した記憶があります。このときの経験から「1冊の書き下ろし原稿の執筆期間は4ヶ月」という、個人的な法則ができました。で、今回の改訂版ですが、私として初めての改訂です。改訂の作業自体は1ヶ月くらいでなんとかなるか、と思っていたのですが、結局2ヶ月かかってしまいました。「1冊の改訂作業は2ヶ月」という法則は……よくわかりません。どの程度改訂するかによりますから。

さて、この増補改訂版ですが、「増補」とあるように、基本的には、この5年間に一般的になった新しい技術を中心に書き足しています。もちろん初版の内容を全体的に見直して、時代に合わなくなっているような記述は書き換えていますし、説明のための画面コピーや写真も入れ替えています。その一方で、初版にある内容は基本的にはすべて残しています。この改訂の件で編集の方と打ち合わせしたときに、次のようなやりとりがありました。


私「書き足すとページ数が増えちゃうから、初版の内容のうち、もう使われることも少ない技術の解説などを省きましょうか?」
編「ページ数は増えてもかまわないから、原則としえすべて残しましょう」
私「そうですね。今がどうなっているのか、どうして今こうなっているのか、を知るためには歴史を学ぶことも必要ですしね」

というわけで、結局370ページほどになりました(初版は300ページ強)。改訂版の全体的は雰囲気は、図・表・イラストという最も目が行きやすいところをを(初版と同じ)水野さんという方にやっていただいていることもあり、初版と大きく違っているようには見えませんが、内容的には今の時代に合うようにかなり手を入れています。書店にあったら手にとってみていただければうれしく……あ、もちろん買っていただければ、さらにうれしいですが。ページが増えた関係上、定価がちょっと高くなってしまいましたけど。ごめんなさい。