編集者はどこまでチェックしてくれるものなのか?

「祭に乗り遅れた私」でコメントもいただきましたが、私の経験では、編集者さんに送った原稿の内容について、チェックされたり、アドバイスがあったりしたことはありません。これは何故でしょうか。考えられる理由としては二つ挙げられます。

  1. 原稿があまりにも完璧すぎて、ケチの付けようがない。
  2. 編集者として、原稿チェックしている暇がない。または、内容の正誤の判断ができない。

私の原稿については、1番目の理由であることは明白……すいません、嘘です。まあ2番目の理由と考えるのが妥当でしょう。

原稿書きは孤独な作業で、ちょっとでも油断するとすぐに独りよがりな内容になってしまいます。自分の頭の中では論理の展開ができているはずなのに(たぶん)、それを「言葉」として表現する段になって、大切なことを抜かしてしまったり、誤解を受ける表現になってしまったり、そもそも間違ったことを書いてしまったり、そういうことはありがちです。

そういう意味で「編集者チェック」はなるべくして欲しいなあ、と思っているわけです……が、それも程度もので「こりゃあ、ぜんぜんダメだな。全部書き直し!」とか言われたら、それはそれで落ち込むだろうし。