電球形

いま流行(?)の電球形蛍光灯なるものを買ってみました。いま、家で白熱灯を使っているところといえば、浴室と洗面所とトイレと廊下と……そんなものです。浴室以外はいずれも結構頻繁に点滅させ、またすぐに明るくなってくれないと困るところばかりなので、点灯後すぐに明るくならない電球形蛍光灯は向かないかなあ、とずっと思っていました。

私のイメージですと、電球形蛍光灯と言えば「スイッチオン直後はものすごく暗くて、数分かかってやっと通常の明るさになる」でした。あと、「浴室のように電球が密閉空間にある場合には使えない」というのもありました。でも、それらはいずれも数年前の知識だったりして、いろいろ調べてみたところ、最近はかなり改善されているらしいと知りました。
で、試しに買ってみました。先日、通勤途中にある某店の電球売り場に行ってみた所、たくさん製品があっていったいどれを選んでいいものやら……ということで、

  • 60ワット型
  • 密閉型器具対応
  • 「スイッチONですぐに明るい」


と書いてあって、一番最初に目に付いた東芝の「ネオボールZ REAL」というやつにしました。

この製品の箱に「お買い求めの前に」として次のようなことが書かれていました。


以下の器具には絶対に使用しないでください。
  • 調光のついた電球器具や回路 [調光 : 電球の明るさを変える機能] (100%点灯でも使用不可)
  • リモコンのついた電球器具や回路 (適合表示器具を除く)
  • 誘導灯・非常用照明器具
  • 水銀灯、ナトリウムランプ、メタルハライドランプなどのHIDランプ器具
  • 断熱材施工器具 [SB、SGI、SG型表示器具] (適合表示器具を除く)
(このほか使用器具の種類によって寸法的、熱的、その他の状況により使用できない場合があります。)


ええと、この製品って一般消費者が買っていって、自分で交換しちゃったりするために売られているわけですよね? なんというか、この説明を「善良な一般市民」は理解できるんでしょうか? いやまあ仕方ないことは仕方ないんでしょうけど、結局どこなら使っていいのか、私は正確に表現できませんです。

それはともかく、さっそく浴室とトイレの電球を交換してみました。まずは浴室。ここは数10分間つけておくことが多いですから「密閉型器具対応」(←最近の製品はどれもそうだったりするんでしょうか?)でありさえすれば、点灯後数分かけてじわじわと明るくなってもそれほど問題にはなりません……と思ったのですが、意外や意外。スイッチオン後1秒でかなりの明るさになります。たしかにその後明るさが安定するまで時間がかかりますが、私が以前見た電球形蛍光灯とは雲泥の差です。これならトイレでも問題なさそうです。

とは言え、一般的にあまり使用頻度の多くない、そして点滅を繰り返すトイレの電球は白熱灯のほうが向いている(いや、LEDがもっと安くなればそれがベストかも?)とは思いましたが、あえてここを交換しました。で、使用してみた感想としては、やっぱり悪くはありません。これなら「使える」と思いました。とは言え、普通に考えればここを蛍光灯にする意味はほとんど無さそうなのですが……いや、トイレって結構「消し忘れ」が多いわけです(え? そんなの私だけですか?)。そのときの無駄な消費電力が60ワットから12ワットに減れば、それはそれでかなり地球環境に貢献……すみません。ちゃんと消すように気をつけます。