サーバリプレース(組み立て編)
いま書いている原稿も、やっと終わりが見えてきました。
そんなわけで、思わず衝動買いをしてしましました。D945GCLF2というマザーボードです。ええ、家のサーバ用です。できるかぎり節約したい、ということで可能な限りありあわせの部品を流用することにしました。VMware ESXiを入れる、という案は変わっていません。
このマザーボードの特徴を挙げると次のようになります。
- ボードのサイズはMini-ITXで小さい。
- CPUはデュアルコアのATOM。消費電力は少なめ?
- チップセットが945なんとか(←よくおぼえていない)で、消費電力がそこそこ多い? CPUの低消費電力が台無しかも?
- LANのコントローラはRealtek(蟹さん)でESXiでは使えない。Intelのマザーボードなのに、なぜに蟹さん?
- メモリスロットはDDR2が1個だけ。最大2GB。VMをいっぺんにたくさん動作させるのは少ないかも。
というところです。気になったところは、搭載可能メモリ量が少ないことと、あとは消費電力でしょうか。まあ、最悪サーバ用には使えなかったら、サブPCにでもしてしまえばいいか、ということで、値段も9400円くらいだったので衝動買いしてしまいました。
ESXiについては、VMware ESXi3 wikiなどを参考にしたところでは、USBメモリブートがおすすめらしいことがわかりました。ということで、まずは必要なハードウェア集めから。
- マザーボード
衝動買いしたやつ。9千円強。
- ケース
昔使っていたATXのボロいケース。電源は壊れたので無し。0円。
- 電源
さすがにサーバ用なので、あまり安物なのもどうか、というのと、効率の良さを基準に選択。6千円。
- ケースファン
ケースに付いていたファンの音が怪しかったので交換。2千円弱。
- メモリ
メインで使っているPCから引っこ抜いた2GBのやつ。0円。
- ハードディスク
そこらへんに転がっていたSATA 500GBのやつ。0円。
- NIC
オンボードのLANインターフェースがESXiで使えないので、IntelあたりのNICが必要。100Mの古いやつはあったのですが、どうも調子がよくないので、仕方なく買う。5千円弱。Intelのマザーボードなのに、なんか納得いかない。
- USBメモリ
ESXiをインストールする用。そこらへんに転がっていた4GBのやつ。0円。
家にあるものをできるだけ流用して、新たな出費は2万2千円というところでした。ちなみに組み立てた後はこんな感じです。
左下のほうに白い棒が立っていますが、これがUSBメモリです。後ろに挿しておくとぶつけて壊しそうだったのでケースの中に入れてみました。何せ、ケースの大きさと比較してマザーボートが笑っちゃうくらい小さいので、いくらでも余裕があります。あと、たくさんあるドライブベイにはハードディスクが1台だけぽつんと取り付けられています。バックアップ用として、あとでもう一台取り付けようかとも思っています。
この写真を見て「CDかDVDの光学ドライブは?」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。実際のところ、ESXiに光学ドライブは不要です。USBメモリにESXiを入れるのはLinuxかなんかでddコマンドを使ってやりますから光学ドライブは不要です。VMにOSをインストールするときにも、サーバ機のドライブじゃなくて、ESXiを(遠隔)操作するVI Clientを動かすPCで、インストールメディアかISOファイルを読ませればいいだけですので、ESXiを動かすサーバ機に光学ドライブは無くてもかまいません。
そんなわけで、これが最小構成です。これでESXiを動かして、VMも3つくらい(Linuxで)立ち上げた状態での消費電力は43W前後でした。30W台くらいにならないかな、と思ったのですが、あとはHDDを2.5インチかSSDにするくらいしか削れないかも知れません。そもそもマザーボードがサーバ用じゃないわけで、サーバには不要なものが付いています。サウンドとか高性能のビデオ(ってほど高性能じゃないでしょうけど、なにせESXiを動かすだけなら文字さえ出れば十分)とか、使えない蟹さんとか。