ラー油

約半年ぶりの更新です。もう、誰も読んでなかったりして……。


去年の春に石垣島に行ったときに辺銀食堂の石垣島ラー油なるものを買ってきました。その名前は前々から知っていたのですが、うちの近辺では手に入りませんでしたので、せっかく石垣島に行ったのだから、ということで3本ばかり買ったわけです。これは香りもよく、マイルドな味で、結構気に入りました。ただ、ほとんど辛くないため、消費量が激しく、小瓶のためあっという間に無くなってしまい、入手性もよくないため、常用はできないなあ、と。あ、値段も800円(確か)と高いですし。

そんなおり、近所のスーパーで見つけたのが桃屋辛そうで辛くない少し辛いラー油石垣島ラー油と同系統の、具沢山で、ほとんど辛くないラー油です。石垣島ラー油よりは香りがよくないと思いますが、まあ値段が300円ちょっと(確か)でしたし、入手性も悪くないのでときどき買っていました。……が、ある日を境に、近所のスーパーの棚でそのラー油を見かけることができなくなってしまいました。なんか「具沢山であまり辛くない『食べるラー油』」なるものがブームになっちゃったんだそうで、こんなことなら買いだめしておけばよかった。うわさによると、石垣島ラー油も高値で取引されていたりするそうで、こういうブームっていいことは何もないですよね。

と、ここまで書いていて何なのですが、私としては、石垣島ラー油桃屋の辛そうで(略)ラー油も、いまいち物足りなさを感じていたりします。その最大の原因は「辛くない」。いやまあ、そういうコンセプトのラー油なんだから仕方ないのでしょうけど。あまりに物足りないので、普通の辛いラー油や唐辛子と混ぜて使ったりもしました。

さて、先日、横浜中華街の萬珍樓という店に行きました。中華の店って、テーブルに醤油・酢・ラー油なんかが置いてあるのが定番だと思うのですが、この店では普通のラー油の代わりに香辣脆という調味料が置いてありました。ふたを開けてみると、見た目は例の「具沢山のラー油」とよく似ていて、思わず桃屋のラー油のつもりで醤油に大量に投入してみたところ……めちゃめちゃ辛いです、これ。最初は香りと甘みが口の中に広がるのですが、数秒遅れてガツンと辛さがやってきます。正確には「ラー油」では無いらしいのですが、ラー油の代わりに使える調味料です。

値段もそこそこだし「これはいいかも」と、帰りに一瓶買ってきた私。